「うーん。家族が増えるってことを考えたら、大きい方がいいのかな?」
「俺は小さい方がいいな」
店員も近づけないような甘い雰囲気を身にまとった二人は新築でのソファーを求め全国各地に店舗を構える家具屋へ来ていた。
彼の言っている意味の分からない彼女は首を傾げながら不思議そうな表情で問いかける。
「だってさ」
彼女がケガをしないように小さなソファーへと吸い込むように引き寄せる。
「こんだけ狭いとお前との距離近くなるじゃん?」
小さなソファー、お買い上げです。
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