空はベタ塗りのように真っ青で、 余計、自分の汚さが浮き彫りになった。 すっかり白くなってしまった肌は、 夏休みでも外に出なかった勲章のようだけど、 出なかったのではなく、出れなかった、悲しい思い出の記録。 蝉さえもう鳴いていない。 あと何回この空を見れるだろうか、 そう思った時には、もう、 私の息の根は、止まっているのだろう。