病院の特別室のベッドは大きい




司の腕枕で茜はぐっすりと眠っている




長く甘いキスの余韻に浸りながら司は茜を見つめていた




髪をかきあげ茜を見つめその唇を指でなぞると




ゆっくりと茜が目を開けた




「おはよ」




「、、、おはよう」





茜は耳まで真っ赤にして目をそらす




「照れてる?」




「、、、べっ別に!」




司は茜の頭を撫でて笑った




「かわいいとこあるじゃん」




「どういう意味よっ」