いつものように病院へ戻り隣接された寮に帰りシャワーを浴びて髪も乾かないまま布団に横になった




疲れていた体はすぐに眠りについた





夕方になり喉が乾き目が覚めるとすぐ携帯電話が鳴った





「はい。東藤です。」




『急患です。来られますか?』




「容態は?」




『リストカットをした20代の女性です。出血が多くショック状態です。あと10分で到着予定です。』





「わかりました」




病院の敷地内にいる司は緊急コールを受けることが多かった




いつものように手術着になりぼさぼさの頭のまま病院へ走った