「あんたは俺の雇い主だけど、その前に一緒にあの扉をぶち破る仲間だろ。俺も遠慮はしない。」




ふっと茜が笑った




「茜って呼んで。私の人生初の仲間だから。そう呼ばせてあげる。」




「じゃあ司って呼んで。仲間だからな。」




司は茜の頬をつたった涙を拭いた




そして微笑み返す




この日からふたりの戦いが始まった