そう言って茜はそっぽむく




ガーゼをあてて包帯を巻き反対の手にも湿布を貼ろうとすると




茜が司の髪に触れた




「うわぁっ!」




あからさまに司が驚くと茜はげらげらとお腹を抱えて笑った




司は初めて見る茜の笑顔に惹き付けられた




「ビックリしすぎ!」




「やっ、、、突然だったから、、、」




「いつもぼさぼさなの?服も、、、よれよれ」




「自分に関心ないから。自分で言うのもなんですけど。」




「まずはそのむさ苦しい頭と服からね」




「え?」