「わがままなお前を想ってくれる珍しいやつだ。金にもなびかないかわりもんだ。」 司が気まずそうに理事長を見た。 「お前を閉じ込めるのはもうやめる。出るも入るも自由だ。」 茜の求めていた”自由”が、いま、手に入った瞬間だった。