状況を察して執事たちは出ていき



茜の部屋には司と茜の二人きりになった





二人は抱き締めあったままソファに座り




茜はやっと泣き止んだ




「医者としての地位は?大切じゃないの?」




「俺は母親のために医者になったんだ。母が死んだ今、医者としての目標がなかった。そんな時君にあった。俺の医者である意味を君がくれたんだ。そばにいなければ意味がない。」





「それでいいの?」




「それがいい。そうでなければだめなんだ」




茜は司を抱き締める腕に力を込め司の胸に顔を埋めた




司はそんな茜の頭に頬を寄せ抱き締めた