司は悔しかった




茜の気持ちに気づかなかったこと




1番辛いときそばにいなかったこと




茜は自分のために辛い想いをしていたのに、、、




「茜の主治医としてそばにいなさい。」




「どうしてあの部屋には鍵がかかってるんですか?」




「、、、知らなくていい」




「もしかして亡くなった奥さんの、、、」




「似ているんだ。どんどんと似てくる。忘れようとすることを思い出すほど。似てくる。」




「鍵をはずすことはできませんか?」




「私が死んだら外す。それまでは外さない」




「でも」



「話は以上だ」
理事長は一方的に話を終えて席をたった