まだ雪が積もっている枝を見上げながら、岬君のことばかりを考える。 私が岬君に好きって言えなかったのは、あの頃の私には何もかもが眩しすぎたんだ。 どんなことにもドキドキして、好きって気持ちは声にならなかった。 心の中では何度も好きって言っていたよ。 静かに囁いたことも…… 泣き叫んだことも…… 大声でいったことも…… ただ、好きすぎてこの想いが言葉にならなかった。 ごめんね。 岬君。 でも、今日は伝えるから。 3年間、心の中に閉まっておいたありったけの想いを君に伝えるから。