「紗枝ちゃん彼氏いますかぁ?」と突然春樹君が叫んだ。 彼氏という言葉に顔が熱くなる。 「だから、なんでさっきから紗枝ちゃんだけなのよ!!」 「お前には聞かなくてもわかる」 「あっそう」 さっちゃんは春樹君たちの元へ行き、自転車を思い切り蹴飛ばした。 春樹君はバランスを崩し、将棋倒しのように2人も転んでしまう。 「幸子。俺まで巻き込むな」 「岬。ごめんごめん」 朝から騒がしいけど楽しい。 こんな風に高校生活が続いていくのかと思うと嬉しくてたまらないよ。