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「…うん、それで?」
私が適当な反応を返すと、華織は信じられない!と言うような顔をした。
「あ、貴方は霞様の凄さを分かっていないのですか!?」
「…。」
「霞様は、約千年に一度生まれる、最強の魔法使い"神子"と呼ばれる存在なのです!」
「……」
なんか、変な話だな。「約」千年に一度って何?微妙すぎる。あと、神子って、和風なイメージがあるのだけど。
「やはり何もわからないようですね。それなのに霞様はどうして、どうしてこんな奴と…。」
「華織!口を慎め。」
突然霞が怒鳴ったので、辺りはしんとなった。
「霞、様?なぜ、ですか」
「春香は私の恩人だ。」