風の便りから



みんなの話を聞くと、絵を描いたり食べた感想を描いたりするのは家に帰ってからやるらしい。


確かに、味は食べてみないと分からないし家族に食べて貰った感想も書いたりするのも良いかもしれない。



「ね、小春ちゃん。ラムネまだ駄目やろうか?」



チラチラと窓際のラムネへと視線を移しながらユキが尋ねてくる。



さすがに一時間も経ってないようじゃまだ固まってないと思うが、はっきり事実を伝えるのは気が引けて一応確認してみようと窓際のテーブルへ子供達と一緒に移動する。




いくつかのラムネに指先で触れてみるけど、想像した通りまだ柔らかくて固まっているとは言いがたい。




「…ん〜、残念ながらまだだね。もう少し待ってようか」



まだ食べられないと分かれば子供達は四人とも溜息を吐き、残念そうにする。



もう少しと言ってもまだあと何時間か必要なんだけど、何時間も待つとなれば子供達のテンションも更に落ち込んでしまうだろうからもう少しって事にしておく。




思いの外自由研究のまとめが早く終わった為、やることがなくなりどうやって時間を潰すか考えるけどまだ何も思いつかない。



テーブルの上に視線を移すけど他の夏休みの宿題も持ってきていないらしく、いつも持っているはずのカードゲームも今日は持ってきていないみたいだ。