ゴクゴクと喉を鳴らし、二人して一気に麦茶を飲み干していく。
叔母ちゃんお手製の麦茶は少し濃ゆく作られていて、麦茶の風味が強く香ってきて美味しい。
乾いた喉を潤し空になったコップを傾け、氷をひとつ口内へ流し込む。冷んやりとした氷を舌で転がしながら、コップは後で洗おうと流し台の上に置いておく。
「はりまふん、ほれはひれ」
澄野くん、それ貸して。と言いたかったんだけど、口に入れたままの氷のせいで上手く言葉に出来なくて変な感じになってしまった。
だけど澄野くんには伝わったのか、麦茶を飲み干したコップをこちらを差し出してくれるのは良いんだけど、そのコップを差し出す手が震えているから笑ってるのがバレバレだ。
自分が笑われている事に、わざわざ突っ込むのは癪だからあえて突っ込まない事にする。
澄野くんからコップを受け取り私のコップの横に並べて置き再び澄野くんへ視線をやれば、もう笑いは止まっている様子でいつも通りの表情だから笑っていたのは見間違いだったのかもしれないという気さえする。
すでに小さくなっていた氷は噛み砕くとさらに小さくなり、すぐに水分になり消え去ってしまった。
