選別を終えた澄野くんは想像していた通り、軽い道具をまとめた方をこちらに差し出してくる。
「…小春さんはこっちお願いします」
「うん、分かった。ありがとう」
澄野くんからクッキングシートやタオルといった、軽いものばかりがまとめられたものを受け取る。
持ってみても重さは感じず、軽いから楽々と歩けてしまう。
澄野くんは、重そうなボウルやまな板なんかを重ねて持っているがいつも通り涼しい表情で抱えている。
朝もあの量を抱えて足早に歩いていったから、澄野くんは意外と力持ちなのかもしれない。
なんて、失礼な事を思ってしまったのは澄野くんには内緒だ。
