風の便りから




ラムネの並んだお皿を窓際の陽射しが当たる場所へと移動させ、密着しているラムネを少し間隔を開けて壊さないよう慎重に並べ直していく。




「小春、ラムネまだ食べれんと?」





もう食べれるつもりでいたのか、ラムネを見つめながら不思議そうに目を丸くしたケンが尋ねてくる。





ケンの隣に並んでいる皆も、ラムネを並べ直している私の手元を覗き込みながら不思議そうな視線を寄越す。






「残念だけど、4時間くらい乾燥させて固めなきゃ駄目なの。」


「え〜〜」





子供達は残念そうに肩を落とし、唸り声を上げる。




4時間と言葉にすれば長く感じるけど、何かやってれば4時間なんてすぐに経ってしまうはずだ。