風の便りから




「こはるー!すみのー!終わった!」




ラムネの材料で手やエプロンを白く汚した子供達が、こちらを振り返り手を振って終わったことを知らせてくれる。




澄野くんと一緒にテーブルへ近寄りお皿を見てみれば、星やハートやクマの形をしたラムネが沢山並べられている。




ちょっと歪な形の物もいくつか見受けられるけど、一生懸命作った事が大事なのであって形なんかは関係ない。




「凄いな…、みんな上手だね」



私が口にしようとしたことをそのまま澄野くんに先越されて言われてしまい、開いた口を閉じて自分も同じことを思っているとアピールするように何度も頷く。




褒められたことで男の子達は得意げに胸を張って、女の子達は照れ臭そうに笑っている様子が微笑ましい。