それなのに、言い間違えを笑ってしまって更に申し訳なさでいっぱいになる。
今から笑っている時の朝の私の所に行って、思い切りぶん殴ってやりたい。
「お婆ちゃんの手伝いしてるなんて、澄野くんは偉いね」
「いえ、そんな事ないです。…手伝うって言っても荷物持ったりとか些細な事なんで」
「…そっか」
それでも、どんな些細なことでもお婆さんは手伝ってもらって助かってるはずだ。
そう言っても澄野くんは謙遜して否定するだろうから、黙っている事にする。
澄野くんが私のことを許してくれたのかは分からないけど、澄野くんが忘れてほしいって言うくらいだからもう会話に出さない方が良いんだろう。
口に出さず心の中で、ごめんなさいともう一度唱える。
「…ラムネ、楽しみですね」
「うん、そうだね。すごく楽しみ」
澄野くんの言葉に頷いてから子供達へ視線を向けると、大きなお皿の上にはもう色んな形のラムネがいくつも並べられている。
