風の便りから



…こんなものだろうか。


ある程度ラムネの材料が固まり、こんなものではないだろうかと混ぜる手を止めて澄野くんの方へと視線を向ける。




「このくらいで良いんじゃないですか?」


「だよね。…じゃあ型抜きしようか!」




澄野くんも同じことを思っていたのか目が合い、聞こえた言葉に頷いてから今度は子供達の方へと視線を向けて声をかける。




男の子たちもやる気が復活したのか、パタパタと足音を響かせながらみんなで近寄ってくる。



みんな、型抜きが好きなのかもしれない。




「じゃあ好きな型で抜いたら、このお皿の上に並べていってね」




クッキングシートを敷いた大きなお皿をテーブルの中心に置いて、私と澄野くんはテーブルから少し離れたところから見守る事にした。




子供達は楽しそうに、はしゃぎながらどの型にするか決めそれぞれ型抜きを始めている。