風の便りから


不安がっていた割にはマユちゃんは上手に計量スプーンで計って、ボウルの中へひっくり返していく。



パウダーシュガーを入れたボウルへ、コーンスターチ、クエン酸と材料を入れていくにつれて女の子達はもう私のサポート無くしても、口頭で材料と分量を伝えるだけで出来るようになっている。



私がこの子達くらいの時は何も出来なかったのに、なんて感心してしまう。




「次は、レモン汁と水を1番小さいスプーンで2杯入れてね」




そう伝えると即座に計量スプーンの1番小さいもので、丁寧にレモン汁と水を計って入れてくれる。




男の子組は、興味深そうに計量スプーンを持つ真剣な表情の女の子達を見つめていて、少しソワソワしており早く自分達も何かやりたくて堪らないって感じだろうか。




「小春ちゃんこれで良いと?」


「どれどれ……。わ!凄いね2人とも、すごく上手だよ!」



女の子達が見せてくれたボウルには2つとも同じように、綺麗に材料が入れられていて感動すら覚えてしまうほどだ。



女の子達を褒めると顔をくしゃっと歪め2人で顔を見合わせて、満面の笑みを浮かべるから私もつられて笑みが溢れる。