風の便りから



自分なりに丁寧に書いたレシピに目を通し、大体の流れを頭に入れていく。まずは分量を計るところから始めなきゃいけない。





「じゃあ、男の子は混ぜる係で女の子は計ったりする係にしようか」




男の子は力もあるから混ぜる係が適任で、女の子の方が細かい作業なんかは得意そうだと勝手に判断してそう告げると皆納得したように頷いてくれた。




家から持ってきた透明の厚めのガラスで出来ているボウルを2つ用意して、女の子達の前に置き計量スプーンを1つずつ渡す。




「じゃあ、パウダーシュガーから入れていこう」



頭の中に分量を入れたつもりだったが、本当に合っているか不安になりもう一度ノートで分量を確認する。


まずはユキの背後に立ってサポート役に回り、パウダーシュガーを袋から計量スプーンに移し分量の分だけをボウルの中へ投入する。



「お、ユキ上手だね。…次はマユちゃんやってみよう」


「上手くやれるやろか…」




ユキから離れて今度は不安そうな声を漏らすマユちゃんの背後に回り、同じようにマユちゃんのサポートをしていく。