見る限りではユキとマユしか来ていないみたいで、男の子達にはこの時間の起床は少しキツかったのだろうか。
「2人とも、朝ご飯は食べた?」
「うん!食べて来た!」
2人ともちゃんと、朝食を食べて来たみたいだから随分早く起きたんだろう。
朝ご飯を済ませて来たならばと遠慮なく椅子に座り、叔母ちゃんが用意してくれた朝食に視線をやる。
白米にお味噌汁、昨日の夕飯の残りがしっかりと温めて並べてあって叔母ちゃんの小さな気遣いに、心も温まる。
「叔母ちゃん、ありがとう。…いただきます」
女の子達も叔母ちゃんから、アイスを貰ったらしく美味しそうに食べている最中だ。
私も早く朝食を済ませてラムネ作りの準備を始めないと女の子達が退屈してしまうだろうと、いつもより少し食事のペースを早めつつしっかり味わって朝食を食べ進めていく。