風の便りから


話し合った結果早く作りたいと言う子供達の要望に合わせて、早速明日に自由研究のラムネ作りをする事になり急いでスマホを起動させ必要な材料を調べるのが大変だった。




1人ずつ持って来れそうなものを、ひとつずつ指定すると手の甲に油性ペンで忘れないようにしっかり大きく記入していた。





「じゃあ、明日も来るけん!」

「ばいばーい!」




いつものように5時のサイレンと共に子供達を手を振って見送ってから、ゆっくりと帰り支度をしている澄野くんへと視線を向ける。




「今日はすみません。…無茶振りしてしまって」


「それは全然良いんだけどさ、澄野くんひょっとして宿題教えるの任せちゃった事怒ってたりする…?」




今日のことに関しては、もうやるしかないし既に楽しみにしてる自分もいるから、澄野くんが申し訳なさを感じることは全くない。



だけど澄野くんがあの子達に宿題を教えたりする事を苦痛に思ってるなら、本当に今更だけど辞めさせてあげたい。



澄野くんが嫌だと言ったなら、元はと言えば私の身勝手でこうなったんだから必死に勉強しながら私が頑張って教えるしかない。