接客を終えて私もテーブルへと戻り、子供達の空いたグラスにジュースを注ぐと一気に飲み干してしまう。
ジュースの飲みっぷりを見る限り、恐らく水分補給などせずに遊びまわっていたのだろう。
みんなまだ体の熱が収まらないながらも、門限が近付いているらしく顔を赤くしたまま汗だくで帰り支度を進めている。
「みんな、自由研究の事で小春さんと話し合ってみたんだけど……皆でラムネ作るってのはどうかな?」
澄野くんからの突然の提案に子供達は帰り支度をしていた手を止め少し目を丸くして、お互いの顔を見合わせたと思えば目に見えて分かる程すぐに表情を輝かせる。
「ラムネってあのシュワシュワするお菓子やろ?」
「あんなん、作れると!?」
「うちめっちゃラムネ好き!」
子供達は嬉しそうにハイタッチを交わし、生き生きとした表情を見せている。
予想以上に高評価のようで、提案させてもらった本人としてはとても嬉しい。
「どうやって作ると?」
「すみの、作れるん?」
小学生4人に囲まれ質問責めにあって戸惑い気味の澄野くんが面白くて、無意識に笑いが溢れ肩が震える。
