風の便りから


話をしているだけで付き合ってるなんて言われてしまうと、今度からこの子達の前で異性と話す事を控えなきゃいけなくなってしまう。



「違うから!付き合ってないから!」



そう慌てて否定すれば、あからさまに子供達はつまらなそうに『え〜〜』っと唸っている。



界人は仲の良い友達だと個人的には思っているけど、界人の方は顔見知りとか少し仲良しな友人の範囲かもしれない。





流石に話が大きくなって付き合ってるなんて島中で噂になれば、界人に好きな人や彼女が居れば確実に迷惑がかかってしまう。


島の拡散力を舐めちゃいけない。広まるのなんて一瞬だ。




「界人にも迷惑かかるから、もう言っちゃ駄目だよ」


「はーい」




まだ納得がいっていない様子で、皆微かに唇を突き出し気が抜けたような返事をしているけど本当に分かってくれたのか不安だ。




女の子組は目に見て分かるほど気分が落ちていて、少し申し訳なさを感じない事もないがやっぱり自分の身は大切なのでちゃんと違うことは違うと言っておきたい。