「澄野ー!大丈夫かー?」
大きな声で澄野くんを呼んだと思えば、大丈夫かどうかを確認しているみたいだ。
叔母ちゃんには毎日のようにいろんな人から手紙が届くから、それによって配達員である界人も毎日のようにここに来ている。
だから、仲良いまではいかなくとも澄野くんと界人もこの一週間ちょっとで顔馴染みになってる。
「ありがとうございます。大丈夫です!」
少し距離があるため澄野くんの声のボリュームもいつもより少し大きいけど、言葉遣いはやっぱり丁寧だ。
澄野くんは大丈夫じゃなくても大丈夫って言いそうだなんて考えが頭の隅に浮かぶ。
界人も同じ事を考えていたのか、小さな声で『本当に大丈夫なんか』と聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で呟いたのが聞こえた。
「外は暑いんだから、界人も気を付けなよ?」
「分かっとる。ちゃんと水分補給もしよるけん心配せんでよか」
界人は私のひとつ下で、19歳。
これを言うと、界人は少し不満そうにする。
実は界人は誕生日が1月だからまだ誕生日が来ていないだけで、つまり本当のところは同じ年って事になる。
男の子ではあるけど、島では数少ない同じ年の子ということだ。
