風の便りから



案の定、澄野くんは『いや、大丈夫だよ』なんて言って了承しちゃっている。



それにしても、澄野くんは頭が良いのだろうけど流石に四人同時に勉強を見るのは大変なんじゃないだろうか…?



手伝いたいところではあるけど、さっき大声で『算数を教えて!』という声を聞いてしまったから、『手伝おうか?』なんて軽々しく言うと寧ろ迷惑をかけそうで気が引ける。


それとも、三人も四人も同じなのだろうか。




「郵便でーす」



四人並んで夏休みの宿題をテーブルに並べて用意している姿を眺めていると、扉の方から声がかかる。



「はいはーい」


「これ、叔母ちゃんに三通と…小春にも一通来とる」




扉の方へと行けば、郵便局員の制服を着た顔馴染みの界人がいつものように郵便を届けに来てくれたみたいだ。


束になっている手紙の中からうちの住所宛の四通の封筒を差し出され、そのまま受け取る。



「何か、今日はいつもより賑やかやね」


「そう、今日は人数が一人増えて四人来てるの」


「四人って、大変やろ。…大丈夫か?」




確かに今日は女の子が一人増えたからか、男の子の声より女の子の声の方が大きいような気がする。



私が受け取った封筒を確認している間界人は心配そうに、中を覗いている。