「分かってるって」

先生と目が合い私はとっさに目をそらした

「まっ真紀ちゃん、早く帰ろっ!」

私は自分のカバンを肩にかけ真紀ちゃんの背中を押した

「えっちょっ…じゃあね〜まっつん」

「おう!気をつけて帰れよ〜」

私は何も言わず真紀ちゃんの背中を押したまま美術室を出た