何度も何度も目の前の母に対して、家族に対して、「ごめんなさい」そればかり言っていた。 誤っても、何をやってもその事実は決して変わったりはしない。 だけれど、 けれど、涼空に今思いつくことは「謝る」ということだけ。 今は、たくさん泣いて、いっぱいごめんなさいって言おう。 そしてたくさん撫でてもらったら、ちゃんと母に伝えよう。 自分はゲイだと。