学園内に6人が着いてSクラスに向かう途中
後ろから声がかかった。
「あっ!あのっ!!」
6人が後ろを振り返ると、顔を真っ赤にした
女の子が2人いた。
未来は優しい笑みを浮かべて聞いた。
「どうかしましたか?」
「神木未来先輩ですよね!」
「えっ…えぇ…。」
「会えて光栄です!少しいいですか!?」
「うっ、うんいいよ…。」
「この後の学園代表の挨拶お願いします!」
「えっ…と、無理です。」
「お願いします!!」
頭を下げて2人は言った。こういうのに、
未来は弱い。戸惑っている未来に、慎は
聞いた。
「未来、やってみたら?」
「でも…」
未来は、困ったふうに悩み出した。その時
「神木さん!」
「先生、どうかしましたか?」
「ちょうど良かった。少しいいかしら?」
「はい。」
「学園代表の挨拶やってほしいの。引き受けてくれるかしら?」
「あの…私がですか?」
「えぇ。あなたの話し方を理事長が気に入ったらしくて…お願いできるかしら?」
「でも…私にはちょっと厳しいです。」
「そんなことないわよ。」
未来が困ったふうにしていた。慎は不思議そうに聞いた。
「未来、どうかしたの?」
「実は…」
未来が話そうとしたとき
「あー!こんなところにいたー!」
「麗奈…」
「ほら、こんなところにいる暇ないから
もうリハーサル始めるよ?」
「うん…。じゃあ、みんな後でね…。」
「ちょっと待って‼神木さん‼」
「先生‼未来は忙しいんです‼」
「神木さんには学園代表として挨拶してもらいたいの‼」
「無理です‼未来は、学園のアイドルになってもらうんです‼」
『えっ…?』
未来は恥ずかしそうにしたを向いた。