未来は家の窓から屋根まで跳んだ。そして
屋根から屋根へ渡りながら歩を進めた。
彼女の向かっている先は、魔道学園。
魔道師を目指すものが憧れる学園。彼女はその学園のNo.1の魔法使いでもある。
彼女は、いつも屋根から学園へ向けて跳んでいる。しかし、しばらくして未来は足をとめて、時計をみた。時刻は7時15分。
彼女は屋根の端まで走り、嬉しそうに言った。
「そろそろ時間だね」
そう言うと未来は、後ろを向いて屋根から落ちた。
「今日はどんな風に助けてくれるのかな」
いつもの日課を未来は嬉しそうに落ちながら、彼の助けを待った。そして、未来の体が地面につく数㎝のところで強風が吹き、 未来の体を守った。