今日、初恋はじめます。

席移動して、本田君の真後ろの席に来る。


「田中さん、これからよろしくっ!」


本田君がまぶしい笑顔で言ってくれる。


「うん!よろしく!」


緊張して、これしか返せなかった。


それにしても、好きな人の近くにいれるって幸せだ。


これからは、本田君のすぐうしろで授業を受けれる。


それに、本田君とたくさんお話しできるかもしれない。


まるで、恋の花が咲くかのような気持ちになった。


でも、また同時に、本田君に気に入られるようにもっと頑張んなきゃとも思う。


本田君好みの女子になろう。


そう、決心した。