今日、初恋はじめます。

結果、私の席は本田君のすぐうしろの席だった。


やった!!!!
と飛んで喜びたい気持ちをおさえる。


本田君に好きだという私の気持ちは恥ずかしくてさとられたくなかったし、


それに、大人気の本田君が好きだということをクラスの女子たちに知られてしまえば、嫌がらせでなにをされるか分からない。


心のなかでとてつもなくはしゃいで、
素振りは冷静をよそおう。


私、もう一生ぶんの運を使い果たしたかもしれない。