休み時間。
ましにはなったものの、やはりまだ足が痛むから席に座って大人しくしていると、
さっきの本田君が私の席に寄ってきて、
「田中さん、朝は急に声かけてごめんね。すごく痛そうな転び方だったからつい。足、大丈夫?」
と話しかけてきてくれた。
近くでみると、やっぱりイケメンで、
私みたいな、どちらかといえばネクラなタイプの女子でも笑顔で話しかけてくれる。
不意にもドキッとしてしまった。
「ううん、ありがとう。大丈夫」
これくらいしか返すことができない。
「でも、さっきも足さすってたからさ。ヤバかったら保健室行きなよ。行きづらかったら俺がついて行くし」
全然、私のこと見てる素振りなかったのに、
そんなことまで気づいてくれてたんだ。
「だいぶ痛いのはおさまったかな」
ドキドキを隠しながら、なんとかそう答えた。
本田君は男友だちに呼ばれて、
「そっか、良かった。無理はすんなよ。じゃあ、また!お大事に!」
と残して走り去ってしまった。
少し思考停止して、我にかえる。
私、もしかして今、ドキドキしてた!?
ましにはなったものの、やはりまだ足が痛むから席に座って大人しくしていると、
さっきの本田君が私の席に寄ってきて、
「田中さん、朝は急に声かけてごめんね。すごく痛そうな転び方だったからつい。足、大丈夫?」
と話しかけてきてくれた。
近くでみると、やっぱりイケメンで、
私みたいな、どちらかといえばネクラなタイプの女子でも笑顔で話しかけてくれる。
不意にもドキッとしてしまった。
「ううん、ありがとう。大丈夫」
これくらいしか返すことができない。
「でも、さっきも足さすってたからさ。ヤバかったら保健室行きなよ。行きづらかったら俺がついて行くし」
全然、私のこと見てる素振りなかったのに、
そんなことまで気づいてくれてたんだ。
「だいぶ痛いのはおさまったかな」
ドキドキを隠しながら、なんとかそう答えた。
本田君は男友だちに呼ばれて、
「そっか、良かった。無理はすんなよ。じゃあ、また!お大事に!」
と残して走り去ってしまった。
少し思考停止して、我にかえる。
私、もしかして今、ドキドキしてた!?
