学校にはなんとか間に合って、
私は、自分の席でまだ痛む足をさすっていた。
派手に転んだせいでまだ痛む。
奥から響くような痛みのせいで、
朝出会った男子高校生のことなんかすっかり記憶から薄れていた。
覚えているのは、
なんで私の名前を知ってるんだという違和感だけだ。
まあ、同じ学校だし、顔が知られていても無理はない。
しばらくして、担任の先生が教室に入ってきた。
朝のホームルームが始まって、先生が出席を取りはじめた。
私はふと顔をあげて、教室を見渡した。
私の席はうしろから2番目の席で、とても教室を見渡しやすい。
その時、
前のほうに、さっき見た顔を発見した。
私は、自分の席でまだ痛む足をさすっていた。
派手に転んだせいでまだ痛む。
奥から響くような痛みのせいで、
朝出会った男子高校生のことなんかすっかり記憶から薄れていた。
覚えているのは、
なんで私の名前を知ってるんだという違和感だけだ。
まあ、同じ学校だし、顔が知られていても無理はない。
しばらくして、担任の先生が教室に入ってきた。
朝のホームルームが始まって、先生が出席を取りはじめた。
私はふと顔をあげて、教室を見渡した。
私の席はうしろから2番目の席で、とても教室を見渡しやすい。
その時、
前のほうに、さっき見た顔を発見した。
