次の日の朝。


昨日のカフェでの緊急会議のことを思い出しながら、通学路を歩いていた。


これくらいの年頃の女の子なら、恋愛のひとつでもするのが当たり前なのだろうから、まわりの友だちからは色々と言われるけど、


私は恋愛には不向きなんだ。


そう思って割りきることにしよう。


いくら頑張ったって彼氏なんてできるわけないし、私なんかの彼氏になりたいなんて物好きもいやしない。


はなから恋愛は恋愛を諦めてしまうのが得策だ。


頭の中はこんな考えごとでうめつくされる。


だから、段差に気がつかず、派手に、ドテンッと転んでしまった。


その時だった。