愛side

さっき、俺は凛に当たってしまった。

こはなが大切すぎてイライラする。

凛には謝らないとな。

「お待たせしました!すいません。急だったので、彼女を乗せて来てしまいました。本当にすいません‼︎‼︎‼︎!」

全力で頭を下げる、椿は何だか可愛らしかった。

「イヤイヤ急に呼んだの俺たちだし。全然ダイジョーブ!それに!いいところに!彼女さん!!!」

椿は隣に立って一緒に頭を下げていた、小柄な彼女と見つめあって頭にハテナをつけている。

本当にお似合いの二人だ。

「私ですか?」

キョトンとしていて、椿が惚れるのも無理はないと言うほどなにか。

可愛らしかった。

こはなみたいだ。

否、こはなの方が可愛いが。

「そうそう!《カクカクシカジカ(説明中〜〜♪☆♡☀︎☆》ってわけなんだよ〜!お願いします!」

うるうる上目遣いの渚にかなうものはない。

「わ、わかりました!私なんかでいいのでしたら!桜坂 優凛乃(さくらざか ゆりの)です!よろしくお願いします!」