その時遥の携帯がなった。有森からだった。
「とにかく、帰って。もう話は、ないの」
「俺は、あるんだよ」
「…何を言われても、もう無理よ。電話にでなきゃ。彼からなの。」
「出ればいいさ」
「貴方がいたら気が散って出られないわ。」
「明日会いたい」
「明日?」
「ちゃんと話させてくれよ。話をしてそれでも遥の気持ちが変わらないなら諦めるから。」
「何で今更なのよ!もう、変わらないって」
「自信無いの?」
有森からの電話は、切れてしまった。
「自信?」
「俺を拒み通す自信」
「あるわ。」
「…なら話ぐらい聞いてもいいだろ。」
「明日会いたい人は貴方じゃないの。」
「そんなにいいの?あの男ってさ。」
「ええ。」
「…明日会えないなら、今いうしかないな。…俺さ、遥に甘えてた。いつも喧嘩とかしても謝ったりしなかったよね。…遥がそれでも許してくれてたから…浮気がバレた時も遥が許してくれると思った。…だけど遥に責められたから、いつもの喧嘩みたいに謝らなかった…それどころか遥に酷い事言って傷つけた。」
「…もういいよ。」
「…よくない。謝りたかった。…遥とは、結婚するつもりで付き合ってたんだよ。」
「…なら、別れてよかったんだわ。」
「え?」
「だって一樹の前で私は本当の私じゃなかったんですもの」
「…」
「彼が、本当の私を気付かせてくれたの。」
「…プロポーズしょうと思ってたけど、勝ち目無しだね」
「…うん。」
「幸せになれよ」
「もう幸せだもの」
「そうだな。俺は、遥にそんな笑顔させてやれなかった」
「今度こそ、本当のさよならね」
「ああ。さようなら」
「さようなら元気でね」 遥はニッコリ笑って一樹とさよならをした。
全く何も感じなかった訳ではない。
「とにかく、帰って。もう話は、ないの」
「俺は、あるんだよ」
「…何を言われても、もう無理よ。電話にでなきゃ。彼からなの。」
「出ればいいさ」
「貴方がいたら気が散って出られないわ。」
「明日会いたい」
「明日?」
「ちゃんと話させてくれよ。話をしてそれでも遥の気持ちが変わらないなら諦めるから。」
「何で今更なのよ!もう、変わらないって」
「自信無いの?」
有森からの電話は、切れてしまった。
「自信?」
「俺を拒み通す自信」
「あるわ。」
「…なら話ぐらい聞いてもいいだろ。」
「明日会いたい人は貴方じゃないの。」
「そんなにいいの?あの男ってさ。」
「ええ。」
「…明日会えないなら、今いうしかないな。…俺さ、遥に甘えてた。いつも喧嘩とかしても謝ったりしなかったよね。…遥がそれでも許してくれてたから…浮気がバレた時も遥が許してくれると思った。…だけど遥に責められたから、いつもの喧嘩みたいに謝らなかった…それどころか遥に酷い事言って傷つけた。」
「…もういいよ。」
「…よくない。謝りたかった。…遥とは、結婚するつもりで付き合ってたんだよ。」
「…なら、別れてよかったんだわ。」
「え?」
「だって一樹の前で私は本当の私じゃなかったんですもの」
「…」
「彼が、本当の私を気付かせてくれたの。」
「…プロポーズしょうと思ってたけど、勝ち目無しだね」
「…うん。」
「幸せになれよ」
「もう幸せだもの」
「そうだな。俺は、遥にそんな笑顔させてやれなかった」
「今度こそ、本当のさよならね」
「ああ。さようなら」
「さようなら元気でね」 遥はニッコリ笑って一樹とさよならをした。
全く何も感じなかった訳ではない。

