有森と食事をした。
さっきの有森とは違ういつもの明るい有森。
遥はメニューの中にタマネギが一つも入っていない事に気がついた。
有森が予約の時にメニューから外して置くようにお願いしてくれたのだろう。
遥は有森の事が好きになって行く自分を意識していた。
「タマネギ…」
「…え、入ってないでしょう?」
「外してもらったのね」 「…嫌いなんだから仕方ない。残すよりは、初めから入れないほうがいいかなって思ってさ。」
「優しいのね」
「…」
「ぷっ、照れてる?」
「別に…」
他愛ない会話も退屈なんかじゃない。
遥は、幸せだと思えた。
さっきの有森とは違ういつもの明るい有森。
遥はメニューの中にタマネギが一つも入っていない事に気がついた。
有森が予約の時にメニューから外して置くようにお願いしてくれたのだろう。
遥は有森の事が好きになって行く自分を意識していた。
「タマネギ…」
「…え、入ってないでしょう?」
「外してもらったのね」 「…嫌いなんだから仕方ない。残すよりは、初めから入れないほうがいいかなって思ってさ。」
「優しいのね」
「…」
「ぷっ、照れてる?」
「別に…」
他愛ない会話も退屈なんかじゃない。
遥は、幸せだと思えた。

