ところが

それから4、5日は、有森
とほとんど話をする事が
出来なかった。 有森は、
仕事が忙しく 何時もおそかったからだ。

週末、絶対に有森を捕まえて話をしたかった。

メールを送ってみた

金曜日に飲みに行かない?

すぐに 返事がきた。

週末時間取れるか解らないんだ。立て込んでるから。 金曜日の午後にまた連絡するよ。

なんか 素っ気無いの

週末

やっと 有森からメールが来た

やっぱり 今日は無理


え…待ってたのにたった
これだけ?

なんかムカついてきた。
遥は、オシャレしてきたのに真っ直ぐ帰る電車に揺られていた。

彩に飲みに行こうと誘われたけど 行く気にならなかった。

家に着くとポストの中に
母からの手紙が入っていた。

連休に帰ってくるかどうか書いてある。

懐かしい 母の文字

遥は母に返事を書いた

連休に帰ります


弟が親孝行してって言ってた。私は両親に嫌われていないって。

確かめたくなったのかも。

少しうとうとした頃
有森から電話が来た

何を期待したのか 慌てて出た。

仕事の話だった

話がしたいだけなのに

有森に避けられてる?そんなきがした。


私が迷惑かけたから嫌になった?


自分でもびっくりする程
素直に聞いていた。

そんな事ないよ。

避けられてる感じがしたから。

違うよ。

土曜日か日曜日には会えない?

…ごめん…土日は、無理なんだ

いいよ … この間の話したかっただけだから
今度暇な時にでも誘ってね

素直な私が消えて意地っ張りな私になる

有森の事が好きになって
しまったのか、弟が降りてきた有森が心地よかったからなのか…解らない
ただ 気になって仕方なかった。