そんなある日 彩と

久々に遊びに出た。

彩は相変わらず 

お洒落でいい

モテるのもわかる。


「ね、遥最近 なんだか

綺麗になったね。」

彩はにっこり笑って

遥の顔を覗き込んだ。

 「あはは・・、

なに?いきなり」

 「もしかしてさ、

有森君のおかげ?」

 「え?まさか、彩まで

私と有森君が付き合ってるとか

思ってないよね?」

 「思ってるから

きいてるのよ。」

相変わらず

ストレートに聞いてくる。

 「付き合ってないよ。

三上さんにも

同じ事聞かれた。」

 「え?やだ、

じゃあ 三上さんって

きっと 遥に気があるのよ。」

 「そんなんじゃなくって

 私たち三人は

いい仲間なの。」

 「ね、本当に有森君と

付き合ってない?」

 「ない」

 「なんだ。そっか、つまんない。

でもさ、好きだったりする?」  

 「うん。いいやつだし。

可愛くってくすぐられるよね。

あはは・・」

 「なんだ♪やっぱ好きなんだ。」

 「別に 恋愛とかそんな好きとは

違うと思うんだけどね。」