「南野は、
仕事すきなんだね。」
「え?」
三上の言葉に驚いた。私が?
「だって、楽しそうに仕事
するから。
残業だって嫌な顔しないし。」
「楽しくなったのは、三上さんと、
有森君のおかげです。」
「有森が君の事を凄く買ってて。
南野さんだったら安心して仕事を
お願いできるって。あいつの
目は、正しかったな。」
「有森君にはいつも仕事
教わってたんです。」
「有森いいやつなんだよ。」
「ええ、私もそう思います。」
「南野さんとこっそり
付き合ってるのかと思ってた。」
「え?」
「仲いいし。年下好きな
女性多いでしょ。最近。」
「そういうのって、流行りで
決めるもんじゃないと思うんで。」
「そうだね。でも、あいつあんまり
年下っぽくないし。」
「そう、そう、以外にしっかり者」
「・・・違うのか~・・」
「なにが?」
「あいつの彼女は、
君じゃなかったんだね」
「友達ですよ。
凄く信頼してる友達。
でも、それだったら 私、同じくらい
三上さんの事も信頼してますし。」
「どうも。」
三上は、優しく穏やかだが、有森と
比べると大人の雰囲気がある。
そう、そう、Sexyって
言うのかもしれない。
お喋りしてても
100%心開いてない感じが
ちょっと好奇心を誘う。