寝てしまったのだ
ろう。熱のせいで朦朧と
していて、次に気が付く
と私は点滴を受けていて
有森が側の椅子に座って
うとうとしていた。
「有森君…」
「あ、南野さん。」
「今日は、ありがとう。
病院に迄、つれて来ても
らって、本当に…」
「この前は、ごめんね。
南野さんを怒らせてしま
って。」
「私は、」
私は 有森になぜ怒ったか
を素直に話そうと思った
がその時、看護師が来て
私の点滴を外し始めた。
「南野サン、熱だいぶ下
がりましたよ。気分はど
うかしら?」
「はい、楽になりました
。」
「起きれそうですか?」
「はい。」
「じゃあ、もう一度先生
に診てもらいましょうね
。」
私は扁桃腺を腫らして高
熱がででいたようだ。
帰りは、ふらつきは、多
少あるもののだいぶ楽に
なっていた。
「よかった、顔色もだい
ぶ良くなったよね。」
「有森君には、借りばか
り作ってるね。」
「気にしないでください
。南野さんが元気になっ
てくれてよかった。」
有森の屈託のない笑顔に
私はキュンとなった。
可愛い…仔犬の様な目だ
った。 自分が助けてもら
っている癖に何故だか私
が守ってあげたいみたい
な、そう、母性本能を擽
られたのだった。
ろう。熱のせいで朦朧と
していて、次に気が付く
と私は点滴を受けていて
有森が側の椅子に座って
うとうとしていた。
「有森君…」
「あ、南野さん。」
「今日は、ありがとう。
病院に迄、つれて来ても
らって、本当に…」
「この前は、ごめんね。
南野さんを怒らせてしま
って。」
「私は、」
私は 有森になぜ怒ったか
を素直に話そうと思った
がその時、看護師が来て
私の点滴を外し始めた。
「南野サン、熱だいぶ下
がりましたよ。気分はど
うかしら?」
「はい、楽になりました
。」
「起きれそうですか?」
「はい。」
「じゃあ、もう一度先生
に診てもらいましょうね
。」
私は扁桃腺を腫らして高
熱がででいたようだ。
帰りは、ふらつきは、多
少あるもののだいぶ楽に
なっていた。
「よかった、顔色もだい
ぶ良くなったよね。」
「有森君には、借りばか
り作ってるね。」
「気にしないでください
。南野さんが元気になっ
てくれてよかった。」
有森の屈託のない笑顔に
私はキュンとなった。
可愛い…仔犬の様な目だ
った。 自分が助けてもら
っている癖に何故だか私
が守ってあげたいみたい
な、そう、母性本能を擽
られたのだった。

