キミの螺旋

そして辿りついたのが『MIRAGE』という店。

「…あれっ?」

想像してたのと…ちょっと違った。

実を言うと…マジでこの店にくる前までは──ヘルスとか石鹸系だと思ってました。

─ごめんなさい。

この入り口の雰囲気…デザイン…そうか!高級クラブかなんかだ!

ちょっと安心…?
でも…こんな18歳の女のコが働いてるのって何か違和感があった。

「…この店で働いてんの?」

「そぉよ!ね、入りましょ?」

そう言ってサラはオレと腕を組んだ。

ここまで来たら…諦めるか。

これも縁だ!

…はぁ…何がどうしてこんな事になってんだろう?

サラに連れられて入った店は
ちょっと暗めの照明で落ち着いた雰囲気。

ゆっくり飲める店って感じだった。
そして現れた店の女のコ達

   …ん?

…女のコ達?

「いらっしゃいませぇ~」

その声と
『彼女』達を見て…一瞬で何もかも理解した気がした。

振り返ってサラを見ると彼女は『してやった』というような笑顔を見せた。

だからルームシェアは平気?

そりゃそうだ!

    お
    か
    ま
    じ
    ゃ
    ん
    ・
    ・