小さい頃から大切にしてたぬいぐるみ、





優しくて大好きなお母さん、





何でも相談に乗ってくれる友達、





大切なもの、人は全て過去に置いてきた。





いたってどうせ私を捨てるんだから。





大切なものなんてなくたって生きていける。





それを私を捨てた人に証明したかった。





一人でだって、生きていけるって。





そんな私にあなたは孤独じゃない世界を教えてくれた。





ねぇ、私は誰かと一緒に生きてもいいの?





もう捨てられるような苦しい思い、しなくていいの?












1章【裏切り】