「…ミハルちゃん、ここ?」

「うん」

「ここが、妙法寺君の、おうちなの?」

「…うん」

私たちの、ぎこちない会話

ん、よく見ると…

洋館の横に、車が1台止まっている

古ーい洋館に負けないくらい、

ボロッボロ、の

ベッコベコ、の

サッビサビ、の

ワンボックスカー

かろうじて白色のボディーというのがわか



しかも、ほこりだらけ

側面ボディーには…

「時空超越事件研究所」

と、半分マジックで書きなぐったような

文字が…

再び洋館の方を見てみると…