サムライ君とメガネちゃん

私のクラスに

本藤 ミキ

という、自他共に認める「歴女」がいて、

特に日本史の授業の時は眼をキラキラ輝か

せている

ちなみに彼女はツインテールの美少女タイ

プで、校内には『ミキちゃんファンクラ

ブ』まで存在するくらいなのだが…

最近、授業のことでわからないことがあ

り、彼女に質問すると、

「長州藩の吉田松陰先生がね…」

「高杉晋作はお馬さんみたいな顔でね…」

「勝海舟は根っからの江戸っ子でね…」

「新撰組の沖田総司様はね…

きゃあああ、総司さま、総司さまああ!」

と、延々1時間近くも語ってくれた

私がギブしてしまったのは言うまでもない

彼女の話によると、やはり江戸時代末期は

それぞれの主義主張のために、若い侍達が

戦い合い、歴史の波に飲み込まれていった

らしい…