サムライ君とメガネちゃん

私はちょっと慌てて

「ええよ、ええよ、ミハルちゃん

また明日、やり直そう、ね?」

…少し落ち込んだ様子だった彼女は、私の励

ましにいつもの明るさを取り戻し

「…そやな、切り替えが大事や!

明日頑張ったらええねん

そうと決まったら、りおちゃん、行くで!」

「え、えっ?どこ、行くの?」

「…決まっとるわ、反省会や!

いつものカフェ行くで!」

そう言って彼女は私の腕をつかみ、のっし

のっしと歩き始めた

「あ、ちょっとちょっと!」

…引きずられる私

そうそう、この切り返しの早さに私は舌を

巻きつつ、内心では彼女に「ありがとう

ね」とつぶやいていた