サムライ君とメガネちゃん

レイコさんは続ける

「江戸時代末期も『安政の大地震』っての

があってね、地震が頻発したり、富士山が

噴火したりして、時空の流れが阻害され

て、タイムホールできちゃったの」

彼女は一気に説明すると、傍らからペット

ボトルのミネラルウオーターをとりだし、

ゴッキュゴッキュと盛大にラッパ飲みした

質問したミハルちゃんは、「ふううっ」と

一息ついたレイコさんをぼおおっと見てい



「あの、レイコさん…」

私はおずおずと尋ねる

「はい、小さいメガネちゃん」

「…りおかです」

「なんでもいい、何?メガネちゃん」

名前で呼んでよ。私はちょっとふくれたが

「あの、私、昔映画で見たことあります…」

…そう、昔お父さんのDVDを見せてもらった

ことがある