サムライ君とメガネちゃん

と言い、続いて『1845』を叩きながら

「で、こおこおが、テツのいた時代、つま

り江戸時代末期ね、いい?」

…私たちは、うなづくしかない

なんだか、科学の授業みたいだ

レイコサンは次に黄色のチョークを手に取

り、『1845』と『2017』の上に、「グルグ

ル」と渦巻きのようなものを書く

……何だろう、あのグルグル?

レイコサンは『1845』のグルグルから

『2017』のグルグルまで、黄色のチョーク

で線を引き、矢印を書いた

「テツはね、この渦巻き…タイムホールを通

って、1845年から2017年まで、飛ばされて

来ちゃったわけ」

レイコさんは講義を終えた教授のように荒

い息をつきながら、私たちを交互に見つめ

ている

私たちは、口をポカンと開け、黒板とレイ

コサンを交互に見つめている